宇都宮市中岡本町の中島歯科医院、中島隆です。
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歯みがきをする時、どれくらいの力で磨くのがいいのでしょうか。
一般的には100~200gが適正といわれています。

圧が弱すぎると汚れが落ちません。
かといって歯みがき圧が強いと歯肉退縮などの歯肉障害を起こす可能性が考えられます。

歯肉退縮

しかし歯肉に障害を与える要素はブラッシング圧ばかりでなく、ブラッシング頻度、磨き方、時間、毛の硬さなど多様な要素が関係してくると考えられるので単純ではありません。
今回は、とりあえず基本的なブラッシング法であるスクラッブ法で歯磨きをしてもらい、どれくらいの力で磨いているか、調べてみようと思いました。

そこでこんな装置(というほどのものではありませんが・・)を作ってみました。
単に測り台の上でブラシを動かすより少しリアルに磨いている感じを持ってもらえるかな?

被検者からは秤の数値が見えないようにしてあります。

こんな感じで磨いてもらいます。歯ブラシは デント・マキシマ M を使用しています。

測定にあたっての秤の位置は 僕の感覚的には 腰や胸のあたりより、顔に近い位置がいいように思いました。
顔に近い位置でブラシを動かすほうが、通常の歯磨きに近い力の状態を再現できるかなと感じました。

当院のスタッフと知人に実際にやってもらいました。(20秒間ブラッシング)

歯科衛生士・歯科医師(7名)
 最大値 100g未満  4名
 100g~150g未満   2名
 150g~200g未満    1名 

助手 (4名)
 最大値 100g未満  2名
 100~150g未満      1名
 150~200g未満      1名

知人 (3名)
 最大値  150g未満  1名
 200g~300g未満     2名 

なにせ、数が少ないのではっきりとしたことは言えませんが、「歯みがきは弱い力で」と日ごろから耳にしている、あるいは指導しているスタッフは、通常より弱い力で磨いた可能性があったかもしれません。(半数が100g未満です)

スタッフではない知人は 比較的ブラッシング圧が強い傾向がみられました。

今後はこれを使って、患者さんの歯磨き指導にも使っていきたいと思います。 

又すでにブラッシングによると思われる歯肉退縮を起こしている患者さんのブラッシング圧がどれくらいなのかも興味があるところです。

・院内新聞(2024年4月号)

4月号院内新聞は 歯科衛生士の能勢が担当しました。
自身の体験から、幼児はどうやったらうまく仕上げ磨きをさせてくれるのかを考えてみました。

・2024年4月の勉強会等報告

・4/24 院内勉強

  1. 5月号掲載予定 院内新聞紹介 DH金子 「歯みがき圧について」発表
  2. 新しく入職する人のための指導マニュアル作り
      各操作、動作を、ビデオ撮影。
      今まで、文字でのマニュアルは作成しましたが、今回さらにわかりやすく、
      新人だけでなく、既存のスタッフも操作や動作がいつでも確認できるよう なビデオを作ることを目指しています。現在継続作成中。 

・新人実習中

今年4月入職の新人歯科衛生士、先輩の指導の下、すごく頑張っていますよ。

今年は桜の開花が例年より遅く宇都宮では4月に入ってから満開になりました。
近場でしかも混雑の少ない場所でお花見をしてきましたのでご紹介します。

・田原 農業構造改善センター

平日のせいかお花見をしている人はまったくなし。新幹線と桜のコラボも楽しめます。

・清原工業団地内の公園 

広い公園一面に桜が満開。圧巻です。

ちょっと跳んでみました。なんか重そう。

・那須 芦野城址 

残念ながら時機を逸してしまい、かなり花は散っていました。

桜の花道

・2024年5月休診日のお知らせ

休診日および夜間は、宇都宮市休日夜間診療所(028-625-2211)をご利用ください
宇都宮市休日夜間診療所歯科

  (平日)は、午後7時30分から 午前0時
(日・祝休日)は、午前9時から午後5時および午後7時30分から午前0時