喫煙の影響について ― 全身と口腔 ―

宇都宮市中岡本町の中島歯科医院、中島隆です。

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タバコの煙中には4000種以上の化学物質が含まれ、有害物質は実に200種を超えるといいます。これらの中でもタール、一酸化炭素、ニコチンは3大有害物質です。タールの中には発がん性物質が含まれ、一酸化炭素 はHbへの結合力が酸素より200倍強く酸素供給を妨害、ニコチンには猛毒性と依存性があります。

1. 呼吸器(肺)への影響

・COPD(慢性閉塞性肺疾患)の最大原因

・肺がんのリスク増加

・肺炎・気管支炎になりやすい

・線毛機能が低下し感染が増える

2. 心臓・血管への影響

・動脈硬化が進む

・心筋梗塞・脳梗塞のリスク増加

・血圧上昇、脈拍増加

・血液が固まりやすくなる

3. 免疫力低下

・感染にかかりやすい

・治癒遅延

4. がんのリスク増加

・口腔がん、喉頭がん、肺がん、膀胱がんなど多数

5. 皮膚・美容への影響

・老化促進(シワ・たるみ)

・血行不良によるくすみ

6. 妊娠・胎児への影響

・流産・早産リスク増大

・低体重児

・男性の精子数低下

7. 骨・筋肉への影響

・骨粗しょう症リスク増加

・骨折の治癒遅延

1.歯ぐきへの影響

歯周組織の破壊や組織修復の阻害 (血流量の低下・免疫機能の低下等による )

歯周治療効果の低下 (非外科的、外科的処置、メインテナンスにおいて)

 

ニコチンにより歯肉内部のメラニン色素産生細胞が活性化しメラニンが産生

され歯肉が黒く見える。

2.粘 膜への影響

 ・口腔がん

 ・カンジダ症 

・口内炎 

・前がん症状

3.舌への影響

  ・味覚減退

 ・黒毛舌

4.歯への影響

  着色 

・歯石沈着 

5.その他

・インプラント治療成功率の低下 

・抜歯後の治癒不良

ニコチンの強い依存性により、禁煙は難しい場合も多いようですが、禁煙するとかなり短時間で血圧や血中酸素濃度の改善がみられ48時間後には体からニコチンが抜けて、72時間後には気管支の緊張が取れて呼吸が楽になり、1年後には心臓発作のリスク半減、5年後には口腔がん咽頭がん食道がんのリスク半減、10年後には肺がんリスク半減するとのことです。

12月号院内新聞は 歯科助手の齋藤が担当します。

   掲載内容(新発売のSP-Tジェルプラス)について発表し、解説しました。

                     

前回の提案・意見をまとめて6つの教育行動指針としてまとめ発表しました。

しかし検討の結果、まだ考えの足りないところも出てきて、再度一部手直しをすることにしました。完成は次回に持ち越しです。

 担当DH金子の選んだ「TBIではどのようなことに気を付けますか」との内容の冊子についてみんなで勉強しました。

マジックアワーとは、日の出の直前や日没直後の、空が美しく色づく、ごく短い時間帯のことです。

この時、マジック(魔法)のように幻想的な空が見えることからそう呼ばれています。この瞬間に出会えた時は、いつもワクワクしながら、カメラを構えます。

山茶花の花ことばを調べてみました。

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